紹介
全九州太鼓連合とは
全九州太鼓連合は、九州各県で活動する太鼓チームで構成する会です。
現在、全九州日本太鼓ジュニアコンクール(年1回開催)、全九州和太鼓サマースクール(年1回開催)をはじめとし、日本太鼓の技術継承、向上、普及、交流に努めています。
発足の経緯
1987年5月
長崎県西彼大島町で九州和太鼓フェスティバルが開催され、九州各県の代表的な団体が集合した。 大分県-源流太鼓 鹿児島県-霧島九面太鼓保存会 佐賀県-葉隠太鼓保存会熊本県-菊池雲上太鼓 長崎-おおむら太鼓連くじら太鼓である。 その後、九州各地で和太鼓フェスティバルが盛んとなり、常に5団体が顔を合わせるようになり、くじら太鼓の田中氏の発案で忘新年会を計画し、何度か開催されました。
1992年1月
その年の新年会の折、長谷川名誉会長から、お諏訪太鼓の小口先生より「全日本太鼓連盟と言うものがあり、九州では、霧島九面太鼓・佐世保卸団地太鼓・深江太鼓の3団体しか入会をしていない九州をまとめて、全日本太鼓連盟に入会をしてくれませんか」とのお誘いがあった。 全員で協議の結果、九州各県の太鼓団体を集めてみようと言う事になり、各県の代表がそれぞれの県の太鼓団体に、声を掛ける作業に入り、当時不在だった福岡・宮崎県は、長谷川名誉会長が声掛けをすると言う事できまりました。 その後の会議の中、福岡の星野村から御良八幡太鼓・宮崎県から橘太鼓「響座」現在の全九州会長の岩切氏の名前があがりました。
1993年7月
数回の会議の結果、7県から55団体が集まり、全九州太鼓連盟として発足しました。 その55団体で、全日本太鼓連盟に入会の手続きをした時に、全国各地の団体は、県単位の入会が基本との事で、一度集合した団体を各県連盟別に登録する際、調査の結果、数県ですでに連盟が存在する事が判明し、協議の結果、全九州太鼓連盟を全九州太鼓連合とあらため正式に発足しました。
その結果、各県も各県連合として全日本太鼓連盟に入会をしました。
ちなみに、各県の初代代表としては次の方々が就任しました。
大分県 – ゆふいん源流太鼓 長谷川義 氏
福岡県 – 御良八幡太鼓 高木一也 氏
佐賀県 – 葉隠太鼓保存会 八木忠治 氏
長崎県 – おおむら太鼓連くじら太鼓 田中俊己 氏
熊本県 – 菊池雲上太鼓保存会 岩永悦郎 氏
宮崎県 – 橘太鼓「響座」 岩切邦光 氏
鹿児島県 – 霧島九面太鼓保存会 脇元勝己 氏
全九州太鼓連合の初代役員は、次の方々が就任しました。
会 長 – 長谷川 義 氏
副 会 長 – 脇元 勝己 氏
事務・会計 – 田中 俊己 氏
監 査 – 岩永 悦郎 氏
長谷川名誉会長の談、「各県連合は、あくまで全九州太鼓連合の会員であり、便宜上、各県連合に分けてあるが、九州はひとつと言う原則は変えない」との発言で、各県全員一致で賛成をしました。
2012年5月
発足後19年、初代会長の長谷川氏が名誉会長、会長代行であった岩切氏が二代目全九州会長に就任した。 現在、団体数も114団体となり、全九州・日本太鼓ジュニア選手権、和太鼓サマースクールなどの独自の事業を立ち上げ、会の目的である「会員相互の親睦を図り併せて日本太鼓の技術継承、向上、普及、交流に努め、青少年の健全な育成及び郷土愛を養い更に、国民文化の発展と国際親善の増進に寄与し明るい社会創りに貢献する事」に日々努力している。